製紙機械・古紙処理機械メーカー
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バルブレスフィルター剥ぎ取りロールスケッチ

本日はバルブレスフィルターの剥ぎ取りロールの更新のご注文をいただきましたので、スケッチに伺いました。
ゴムロールの厚さにばらつきがあり、シリンダーとの隙間がまばらになってしまっています。
これだといくら調整しても原料が出るところと出ないところが出てしまいます。
ゴムロールの巻替で済む場合も多いのですが、今回はシャフト部もだいぶ錆びてしまっており、
ロール一本の更新となりました。

シャフト部は錆びて腐食しているので測った寸法で作っても意味がありません。
元の寸法がどれくらいかを想像して製作寸法を考えるひつようがありますので、
当社のベテラン設計の佐藤の出番です。
何十年と製紙機械を設計してきましたので、元の寸法がどれくらいなのかを
想像して図面を起こすことができます。
製紙機械は日本で設計されたものはメートルなのでそれほど問題ないのですが、
元々アメリカの製品を日本のメーカーがコピーして作られたものはインチサイズが原寸のものがあり、
これを修復するときは注意が必要です。
測っても中途半端な数字なのでうっかりメートルサイズで元のサイズを想定するとNG。
インチサイズでは?と疑ってインチ用メジャーを使って測ると、だいたい摩耗した部分を織り込めばピッタリ、
ということがあります。

今回のロールはそういったイレギュラーなインチサイズはなく、
無事計測を終えて製図をスタートしました。

このように古いメーカーの部品の製作などは当社の得意とするところです。
なにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。